超主観的 好きな映画のシーン その1 INTRODUCTION
今回好きなシーンを整理してみて、ある自分の傾向に気づきました。TOP 10の中にはどれ一つ、普通の会話によるシーンが含まれていないんです。これらは、[1]音楽(出演者による歌唱シーン) [2]独白 [3](ほとんど)無言 の3ジャンルにおおまかに分類できるようです。分析すれば何か理由が見つかるのかなあ…
MY ABSOLUTE FAVORITE SCENES – TOP 3
アニー・ホール Annie Hall
ウッディ・アレン監督 1977 アメリカ
ダイアン・キートン扮するアニーが『Seems Like Old Times』を歌うシーン
映画全体の評価:★★★★★ 90点
パリ、テキサス Paris, Texas
ヴィム・ヴェンダース監督 1984 仏・西独
覗き部屋でのトラヴィス(H.D.スタントン)の独白
映画全体の評価:★★★★★ 98点
マルホランド・ドライブ Mulholland Dr.
デヴィッド・リンチ監督 2001 アメリカ
Club Silencioで “泣き女” が『Llorando』を歌うシーン
映画全体の評価:★★★★★ 100点
以下、TOP10に入ったその他の7シーンです:
愛と哀しみのボレロ (クロード・ルルーシュ 1981)
精神病院での親子の再会
気狂いピエロ (ジャン・リュック・ゴダール 1965)
オープニング・タイトル。黒バックに『A』から順に現れる赤と青のアルファベット。
ギルバート・グレイプ (ラッセ・ハルストレム 1993)
母と家の火葬シーン。
神経衰弱ぎりぎりの女たち (ペドロ・アルモドバル 1987)
オープニングシーン、主人公による「世界中のつがいを救いたかった」というモノローグ
ベルリン・天使の詩 (ヴィム・ヴェンダース 1987)
エンディング手前の主人公二人の再会と、続くマリオンの独白
マイライフ・アズ・ア・ドッグ (ラッセ・ハルストレム 1985)
主人公イングマルが犬になって東屋に篭城するシーン
ワイルド・アット・ハート (デヴィッド・リンチ 1990)
エンドロールのニコラス・ケイジによる『Love Me Tender』熱唱
その他20位までに入ったもの:
愛と哀しみのボレロ (クロード・ルルーシュ 1981) ジョルジュ・ドンの空港での亡命
風と共に去りぬ (ヴィクター・フレミング 1939) 「そうだ、タラへ帰ろう」
ショコラ (クレール・ドニ 1988) 明け方の平原での肩車
ソフィーの選択 (アラン・J・パクラ 1982) ブルックリンブリッジでのシャンパン
大脱走 (ジョン・スタージェス 1963) 停車駅でのゲシュタポによる発見
パリ、テキサス (ヴィム・ヴェンダース 1984) 橋の上で叫ぶ男
ブルックリン最終出口 (ウリ・エデル 1989) 数十人の男に犯された後のトララと少年
マイライフ・アズ・ア・ドッグ (ラッセ・ハルストレム 1985) ライカ犬のエピソード
ワイルド・アット・ハート (デヴィッド・リンチ 1990) 州道で偶然出くわした交通事故
そして特別枠 これを見たうちの相方が僕が好きなのはね…と選んだのは:
惑星ソラリス (アンドレイ・タルコフスキー 1972) 無重力での浮遊シーン
でした!(もちろん私もこの作品は大好き)
では、次回は「音楽篇」から…
*ブログ『Days in the Bottom of My Kitchen』2010.10.15掲載
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